塚田農場トップ今月のヒーロー今月のヒーロー(第2回)

2回 店長の仕事とは。
新人店長・コウヘイの挑戦

アルバイト時代のコウヘイは、飛びぬけて優秀なスタッフでした。
そう口数の多くないシャイなお客さまも、内輪で楽しんでいるグループのお客さまも、
コウヘイが卓担当につくと、必ずリピーターになってくれます。
ていねいな接客で、誰よりも多くの卓を担当し、高いリピート率を誇るコウヘイは、
上司からは高く評価され、本人もまた接客業に大きな可能性を見出し、
大学卒業と同時に、店長になることが決まりました。

異例の人事で、アルバイトから店長に抜擢されたコウヘイ。
けれども、上司や本社の期待は裏切られることになります。
コウヘイは、お客さまが何を求めているかは鋭く察知できても、
スタッフが何を求めているかには、気づくことはできなかったのです。
そして、店長として、やらなければならない仕事にも。
離れていくスタッフの心をつかもうと、得意の接客術を教えてみても、
コウヘイの思う通りには、みんな動いてくれません。
それどころか、「お客さまのためにやりたいことが、
店長の下ではできない」とまで言われる始末。
僕の下ではできないってどういう意味なのかと、戸惑いや苛立ちが募り、
スタッフとの関係もぎくしゃくしっぱなしです。
アルバイト時代のリピート率から下がっていないはずなのに、
本社や上司と約束した売り上げも達成できません。
アルバイトの時以上にがんばっているのに、誰からも褒められない、
こんなに一生懸命やっているのに、報われない。
つい数カ月前まで、あれほど楽しかったはずの職場が、苦しくてたまらない場所になっていました。

店長の、一番大事な仕事ってなんだろう……。
アルバイトは、なんで僕の下では仕事ができないなんて、言うんだろう。
忙しく体を動かしながらも、そればかり考えるコウヘイ。
そんなある日、研修に参加するため、
肩身の狭い思いをしながら本社にやってきたコウヘイでしたが、
壇上に立った統括料理長の教えを聞いて、はっとしました。

「キッチンスタッフにいい仕事をしてもらいたかったら、
よく切れる包丁とくっつかないフライパンを用意しろ。
料理長のやるべきことは、環境整備だ」

いい仕事をしてもらいたかったら、環境整備……?

店長になってからというもの、アルバイトにどう動いてもらうかばかり考えていましたが、
アルバイトだった時の自分は、だれかに言われて働いていたわけではありません。
自分の意志で自由に動ける環境だったから、
自信を持って、自分らしい接客がやってこられたのです。
アルバイトたちが繰り返し訴えていたのは、僕の下で働くのが嫌だったのではなく
お客さまのために動ける環境をつくってもらいということだったのです。
それに気づいた時、店長である自分の仕事が、やっと、わかりました。

「お客さまのためを思うアルバイトが、いい仕事ができる環境をつくろう!」

それから3カ月、店は活気を取り戻しました。
辞めたいと言うスタッフは、もう誰もいません。
リピーター率は「塚田農場」でもトップクラスの7割を超え、
とうとう約束の予算も達成できました。
楽しそうにお客さまに商品を説明するスタッフを見ながら、コウヘイは言います。
「接客がうまいと褒められていい気になっていたけど、
自分一人でできることなんて、すごく小さかった。
スタッフみんなが自分の長所を生かして、動ける環境がつくれれば、
できることは無限に広がります。
スタッフの可能性を信じて、みんなが仕事をしやすい環境を整備するのが
店長の仕事だったんですね」
今、秋葉原店はコウヘイを中心とした最高のチームワークで、独自の店づくりを進めています。

入り口にアキバアイテムを配備して、待ち時間を飽きさせない

お客さまが持参されたCDや小物を入り口付近に並べ、お客さまどうしのコミュニケーションの場に。待っている時間も楽しく過ごしていただきます。最近の人気アニメは「ラブライブ」。

誰でも自由に手に取れます

裏方専門はなし、キッチンも前に出て、どんどんおもてなし

「お客さまを喜ばせる料理」を目指し、お客さまの声を積極的に取りに行くキッチンスタッフ。キッチン、ホールの区別なく、お客さまとの距離を縮める接客を目指しているのが、秋葉原店の特徴です。おすすめ料理だけでなく、スタッフプロフィール、お客さまの願い事を貼った「ありがとう」の壁など、お客さまと仲良くなるための工夫がたくさん!

キッチンからの声も届けます

まるで占い師? 店長予想で、注文増でもお待たせしません

売上増を狙って、ただ注文を取りまくっても、お客さまをお待たせし、キッチンの負担を重くするだけ。過去の売上別データをしっかりと読み、人気料理の仕込みをキッチンに頼みます。それが当たるから、みなからの信頼も厚いのです。

人気料理は出数も把握

日本一「塚だま はちみつプリン」が売れています

希少価値の高い日南みかんのはちみつと、契約農家さんから仕入れるこだわり卵を使ったこのプリンを、「塚田農場」全店で一番売ります。一つの目標を掲げ、みなで一致団結した成果です。店ごとに作られるプリン、一番人気店の味をぜひご賞味ください。

これが、塚田一のプリン!

ヒーローと働く仲間たち

コウヘイ店長

宮崎県日南市 塚田農場
秋葉原中央通り店

これと信じたものにむかって努力し続ける行動力と、必ず結果を出す粘り強さが持ち味。「すごいアルバイト」と「最も未熟な店長」の狭間で苦しみながらも、つねにできる最善策を考えるコウヘイの姿勢は、あるべき店長の姿であり、ヒーローである。

さとし副料理長兼調理責任者

コウヘイと同期の新卒6期生。「人と同じじゃつまらない」とつねに全力投球の生き方、、店長といえども遠慮はしない。言いたいことは言い合い、時にはけんかもする仲だが、実はコウヘイの店長力をリスペクト。

はせっち見守るお兄さん

無理なく、前向きなムードをつくりだすコウヘイ店長に一目置きながら、ヒートアップしてくるキッチンで和ませ役を買って出る、優しき兄貴的存在。

はんちゃんホール、ときどきドリンク

料理、お酒ともに、商品知識が非常に高く、お客さまからの信頼度高し。いつも優しい笑顔でいながら、努力家で弱音をはかない姿勢は、みな応援したくなるという。

やしきオールマイティ

飲食店のベテランでありながら、新しい試みにいつも前向きで取り組み、若いスタッフを勇気づけてくれる存在。店長のよき相談相手でもある。

ドーク今年入社の新卒社員

シャイで引っ込み思案なところがあるが、本をよく読み、日本酒を学び、ひたむきな努力が光る男子。モノマネが得意なので、見たい方はぜひお声を。

秋葉原中央通り店

TEL.050-5265-9642

東京都千代田区外神田1-13-3 ZIGZAGビル 8階

宮崎県日南市 塚田農場秋葉原中央通り店